2006年 02月 10日
プライドと偏見 |
Pride & Prejudice
製作 2005年
監督 Joe Wright
脚本 Deborah Moggach
出演 Keira Knightley,Matthew MacFadyen,
Donald Sutherland,Judi Dench,
Tom Hollander
評価 20円
レディスデイでの視聴。
予測はしていましたけれど、これほど酷いとは思いませんでした。大画面で見る英国田園風景とビクトリア時代ファッションだけでも千円の価値はあるだろうと高を踏んだのが大間違い。御大ジュディディンチが出ていなかったらマイナスになるところです。彼女すらビクトリア時代というより18世紀ロマン派のような妙な衣装とヘアメイクが変でした。
キーラは原作を読んだことがあるんでしょうか?若草物語を見ているのかと錯覚するほどエリザベスのかけらも感じられない演技。ドナルドサザーランドも同じく原作を読んでいなさそう...というかジュディディンチとトムホランダー以外は読んでいないでしょう。読んでこの演技だとしたら余りに思慮が足りません。
がさつな一家をリアルに描いたのかもしれませんが、そんなのものは別の映画ですればよいこと。まるで嵐が丘のヒンドリー一家のような生活ぶり、舞踏会での彼らが娼婦の狂乱に見えました。ドナルドサザーランドのミスターベネットなんて絶対に変です。街に行かないのはよからぬ事を以前していたから隠れているように見えます。エリザベスがダーシーの求婚を受け入れるのだってお金でいろんな事をしてくれるからという打算に思えます。キーラの演技がそう思わせました。底の浅い彼女は所詮ナタリーポートマンの影武者でしか在り得ない存在です。王道を行く人は決して影のような仕事はしてきません。影仕事をしてしまっては大物には成り得ないからと聞きますが、可哀相なことに、まさしく彼女がそうだと思います。
キーラは別作品のために撮影途中でショートカットにしたそうです。後姿が明らかにエクステというヘアメイクは失格ですが、撮影途中でショートにしたというキーラの根性も間違っていませんか?監督は最初彼女のキャスティングに難色を示したそうですが実際に会ってエリザベスの中にあるおてんば振りがキーラにあっていると思って決断したそうです。これが大間違いの元です。若草物語のジョーでは無いんです。監督は原作を読んだのかしら。
マシューマクファーデンが情熱的なダーシーを演じていて、これも在りなのかなとも思いますが、やはりヒースクリフの方が似合っています。脚本はそこそこですがキャスティングを間違え、ロケハンティングを間違えた見本のような作品。ダーシのお屋敷はデボンシャーという事になっているのでピークディストリクトもOKですし、チャッツワースも良いでしょう。でもベネット家ってケントじゃなかったですか?景色が全くケントに見えません。私がブログのロゴに使っている写真のハドンホールも使われていたそうです。ベネット家のエリザベスの部屋に使われていたそうですがセットに見えますし、チャッツワースの良さを有意義に使ってはいませんでした。見ながらチャッツワースに似たセットを組んだのねと思ったほどです(笑)
エマトンプソンが脚本のリライトに加わったそうですけれどクレジットは"Special Thanks" です。こんな駄作の脚本にクレジットされたら恥かしいからそうしてもらったんじゃないかしら。
英国映画に思えないのは何故かしら。コリンの「高慢と偏見」はやっぱり偉大です。
製作 2005年
監督 Joe Wright
脚本 Deborah Moggach
出演 Keira Knightley,Matthew MacFadyen,
Donald Sutherland,Judi Dench,
Tom Hollander
評価 20円
レディスデイでの視聴。
予測はしていましたけれど、これほど酷いとは思いませんでした。大画面で見る英国田園風景とビクトリア時代ファッションだけでも千円の価値はあるだろうと高を踏んだのが大間違い。御大ジュディディンチが出ていなかったらマイナスになるところです。彼女すらビクトリア時代というより18世紀ロマン派のような妙な衣装とヘアメイクが変でした。
キーラは原作を読んだことがあるんでしょうか?若草物語を見ているのかと錯覚するほどエリザベスのかけらも感じられない演技。ドナルドサザーランドも同じく原作を読んでいなさそう...というかジュディディンチとトムホランダー以外は読んでいないでしょう。読んでこの演技だとしたら余りに思慮が足りません。
がさつな一家をリアルに描いたのかもしれませんが、そんなのものは別の映画ですればよいこと。まるで嵐が丘のヒンドリー一家のような生活ぶり、舞踏会での彼らが娼婦の狂乱に見えました。ドナルドサザーランドのミスターベネットなんて絶対に変です。街に行かないのはよからぬ事を以前していたから隠れているように見えます。エリザベスがダーシーの求婚を受け入れるのだってお金でいろんな事をしてくれるからという打算に思えます。キーラの演技がそう思わせました。底の浅い彼女は所詮ナタリーポートマンの影武者でしか在り得ない存在です。王道を行く人は決して影のような仕事はしてきません。影仕事をしてしまっては大物には成り得ないからと聞きますが、可哀相なことに、まさしく彼女がそうだと思います。
キーラは別作品のために撮影途中でショートカットにしたそうです。後姿が明らかにエクステというヘアメイクは失格ですが、撮影途中でショートにしたというキーラの根性も間違っていませんか?監督は最初彼女のキャスティングに難色を示したそうですが実際に会ってエリザベスの中にあるおてんば振りがキーラにあっていると思って決断したそうです。これが大間違いの元です。若草物語のジョーでは無いんです。監督は原作を読んだのかしら。
マシューマクファーデンが情熱的なダーシーを演じていて、これも在りなのかなとも思いますが、やはりヒースクリフの方が似合っています。脚本はそこそこですがキャスティングを間違え、ロケハンティングを間違えた見本のような作品。ダーシのお屋敷はデボンシャーという事になっているのでピークディストリクトもOKですし、チャッツワースも良いでしょう。でもベネット家ってケントじゃなかったですか?景色が全くケントに見えません。私がブログのロゴに使っている写真のハドンホールも使われていたそうです。ベネット家のエリザベスの部屋に使われていたそうですがセットに見えますし、チャッツワースの良さを有意義に使ってはいませんでした。見ながらチャッツワースに似たセットを組んだのねと思ったほどです(笑)
エマトンプソンが脚本のリライトに加わったそうですけれどクレジットは"Special Thanks" です。こんな駄作の脚本にクレジットされたら恥かしいからそうしてもらったんじゃないかしら。
英国映画に思えないのは何故かしら。コリンの「高慢と偏見」はやっぱり偉大です。
by KateChan
| 2006-02-10 16:42
| イギリス映画